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一方通行「ホグワーツ魔法・魔術学校……ふざけてンのか」1

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1 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:32:03.73 ID:retcfV9C0

一方通行「……ねェよ」

芳川「分からず屋ねこれほど説明してるのに。あなたは正真正銘の魔法使いなんだってば。それで、私の名前は桔梗・芳川・ハグリット」

一方通行「いっくら俺が11歳のガキだからってよォ、ンな言葉をはいはいそうですかァって信じていいことには……ならねェだろうがァァァ!」

芳川「えなにこの子突然切れる怖い」

一方通行「突然うちに押しかけてきて電波話をまくしたてるお前のがよっぽど怖いわ」

芳川「本当に心当たりはないの?自分が特別な力を持っているって言う、そういうの。ホグワーツの森番たる私に話してみなさいよ」

一方通行「……余計なお世話だ。なァンですかァ?森番?その学校ってのは人里離れた辺境の地にあンですかァ?ますますお約束過ぎて怪しいなァおい。なンのかンの言って、あいつらに厄介者を押し付けられたどっかの施設の奴なンんだろてめェ」

芳川「そりゃぁ一般人の目に触れるわけにはいかないわよ。そこには色々な魔法生物も暮らしていてね?私はそこで……」

一方通行「……森守ってンのか?てめェは強そうには見えねェが」

芳川「いいえ……」

芳川「その森の近くにある私専用の小屋で、お茶を飲んだりラジオを聴いたり本を読んだりお昼寝したりして、働いて……」

一方通行「……ニートじゃねェか」

2 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:32:39.45 ID:retcfV9C0

芳川「おぉっと地雷を踏んだわねあなた」スッ

一方通行「あァ?なンだよその棒っきれは」

芳川「これぞ魔法使いのマストアイテム、魔法の杖。さ、って。早速いくわよ」ブンブンブン

一方通行「待てこらなンだなに構えてンだおいてめェなにする気だおい」

芳川「カフェメンティ!!!コーヒー吹き出よ!!!……そぉおおおおおい!!!」

一方通行「は、はァァああああ!?!?!?」

バッシャァァァァアアアアアアアアアアア

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 21:34:07.74 ID:YSlE9p3E0
バッシャアアアアアの人かと思ったらバッシャアアアアの人だった

4 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:38:22.57 ID:retcfV9C0
みなさまどうもです

以前とあるスレにて小ネタとして扱っていたものを本格的にやってみようかと

ハリポタ世界の話を禁書キャラに置き換えて話が展開していきます

禁書世界の魔術、超能力の概念は無くなってます、ご了承ください

置き換えた人によってはなんだか残念な琴になっている人もいるかもしれません

生暖かい目で見守ってあげてください

魔法とパロディが交差するこの物語

果たして一方通行はどんな目にあってしまうのか

淹れたてコーヒーと共にご覧ください

それでは始めようと思います

今回も、どうぞよしなに

5 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:39:36.70 ID:retcfV9C0

ポタポタポタポッター

芳川「……」

一方通行「……」

芳川「やっぱりそうじゃない」

一方通行「杖からコーヒー……マジだったのかよ」

芳川「あなた、あれだけの勢いの。私の全力コーヒー噴出を受けて無事、それどころかこちらに跳ね返してきたわね。マグカップで受け止めなかったら私もあぶなかったわ」フゥ

一方通行「……むかしっから、なンかしらねェけど出来るンだよ。反射、って呼ンでるが。悪ィか」

芳川「いいえ、すばらしい才能よ。そして、私が魔法使いだということも信じてもらえたかしら?」クスッ

一方通行「……切れた風にみせたのもわざとか。喰えねェ奴だな、お前」

芳川「森番だからね」フフン

一方通行「うるせェクソニートのくせに……ンでェ?俺はどうすればそこに行けンですかァ?」

芳川「明日にはキングズ・クロス駅から特急が出るから、それまでに色々と揃えないといけないわね。私が一緒に選んであげるから、行きましょう……この」

ガチャッ

芳川「空飛ぶ自転車に乗って!」バーン!

一方通行「バイクじゃねェのかよ」

芳川「ほら私免許とか持ってないから単車の」

一方通行「空飛ぶカブも嫌だが自転車はねェよ……」ハァ

8 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:48:31.55 ID:retcfV9C0

芳川「おうちの人に挨拶とかよかったのかしら連れ出しておいてなんだけど」コキコキコキ

一方通行「どうせ初等教育が終わって中等部の学校の寮に入る日だったから荷造りも挨拶も終わってたンだよ。まァあいつらなンざに言うことなンて何もねェがな」ケッ

芳川「上手くいってないのねぇ……」コキコキコキ

一方通行「まァ物心ついたときから化け物扱いされてりゃな……うォ、マジで飛ンだ」フワァァ

芳川「ふっふっふ、そして搭乗者以外からは透明になるという素晴らしさよ。どうこれ凄いでしょ別に作ったの私じゃないけど」フフフ

一方通行「自分のじゃねェのになンだその自慢げな感じ……魔法界ってェのはこンなンで溢れてンのか?」

芳川「いいえ、これは……そう、私のかつての友人、闇さ……いいえ、これはまたいずれ。さ、あなたも漕いで漕いで。もう少ししたら何倍速出るから」コキコキコキ

一方通行「面倒だなホント……」コキコキコキ

11 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 21:55:56.61 ID:retcfV9C0
芳川「あ、これ入学案内だから読んでおいてね」キコキコキコキコ

一方通行「おォ、ほンとに飛ンでやがる……分かった」ガサッ

芳川「ちなみに文面を書いてるのはこの学校の副校長、ローラ=スチュアート・マグゴナガル先生よ」キコキコキコ

一方通行「副校長ねェ……そりゃさぞかし形式ばった頭痛くなる文章で……」

『この度貴殿がこのホグワーツ魔法・魔術学校に入学を許可されんことになりもうしたよしをお知らせつかまつりたるのよ!』

一方通行「……ちょっと待て違う意味で頭いたくなってきた」

『貴殿の才能が魔法界にとみに貢献できんことを祈り、それを伸ばさんがため私たち教師が力を尽くして貴殿をささえたるわ!!不安も少なかりしことではなかろうけど、安心して入学してほしきことよ!』

一方通行「安心できねェよこンなアホな言葉使いするのがいる学校なンて色ンな意味で安心できるわけねェよ』

『入学にあたって必要な物のリストは別紙に記載したるゆえそちらを参考にせんことね!それでは学校で!!!あ!ここでも言いたしことにありけるのだけど!梅干だけは持ち込んでは絶対にダメ!このことをよく覚えていて欲しきことよ!!!!
ローラ=スチュアート・マグゴナガル』

一方通行「……なンなンですかァこいつ……バカなンですか」

芳川「そうね、割と」キコキコ

一方通行「……梅干になンの恨みがあンだよ」

芳川「なにかあったらしいわ、かつて」キコキコ

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京西部) [sage]:2011/09/04(日) 22:00:42.74
ID:Nmmn9dfz0
芳川がハグリッドかよwww
……あれ?三年目からニート卒業して教sh…に……

ネビル好きなんだけど、誰になるのかなぁ?

15 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 22:03:18.09 ID:retcfV9C0

ロンドン ダイアゴン横丁

芳川「とりあえず杖ね。リストにも一番上に書いてあったでしょう?」

一方通行「一行毎に『梅は持ち込み禁止ウメ!!』って書かれたバカなリストにな」

芳川「杖と言ったらここよ。カエルみたいな杖職人で有名なの」カランカラーン

カエル杖職人「おや、きたかい。いつか会える日を楽しみにしていたんだね?」

一方通行「そォかい、そりゃどォも……なンのことか知らねェが」

カエル杖職人「うん?芳川、説明していないのかい?」

一方通行「ハグリットとは呼ばねェのかよ意味ねェな名前」

芳川「そのうち知るところになると思って。いいじゃない?彼とは同級生なのだし」

カエル杖職人「それもそうか……それじゃ、ちゃっちゃと杖を選んでしまおうか。僕を誰だと思っているんだい?必ず、キミに合う杖を見つけt」

一方通行「これだな」ヒョイッ

コォォオオオオオ タラララタラララ~♪(ゼルダで解けた時のあれ)

カエル医者「……よく分かったね」

一方通行「勘だ、勘。なンとなァァァく、なンだ?力の流れ?的な」

芳川「チート、チートだわこの子。コーヒー効かないし」

かえる医者「ひょっとして僕の出番これで終わりなんだね??相変わらず扱いが雑なんだね」

一方通行「知らねェよ勝手に……おいなンでお前の表記医者になってンだ杖職人だろおい」

かえる医者「これくらい主張しないと忘れられそうなんだね」

芳川「大丈夫よ、多分教師役で再利用が」

一方通行「役とか言うのやめろてめェ」

19 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 22:17:17.36 ID:retcfV9C0

芳川「そういえば銀行のくだりを忘れていたけれど、実は私が事前に降ろしてきているからそんなことはなかったわ」ドサッジャラッ

一方通行「おォ、これが魔法界の通貨なンか」

芳川「えぇ、詳しい説明ははぶくというか覚えてないというか、あれ中途半端すぎなのよなんであんな風に繰り上げるの誰だと思ってるの数字弱い子に優しくなさすぎなのよほんと」ブツブツ

一方通行「急になンだお前……」

芳川「こっちの話。この金貨はあなたのご両親があなたに残したものの一部なの。銀行にはこんなもんじゃない唸るほどの金貨が眠ってるわ。あなたの後見人が……ちょっと、あれでこれだったから、私が鍵を大事に預かっていたのだけれど。11歳を迎えたあなたに権利を返却するわね」スッ

一方通行「金色の鍵か……なンかそれっぽいな。……あンがとy」

芳川「あ、ごめンなさい今朝紅茶をかき混ぜたから茶葉がついて……」アセアセ

一方通行「お前ちょっと五秒前の自分ぶっ飛ばしてこい誰が大事に守ってたンだ誰が」

20 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 22:26:42.75 ID:retcfV9C0

芳川「失礼な、大事に肌身離さず持ってたわよ」

一方通行「離さなければいいってもンじゃねェだろ馬鹿かお前」

芳川「そりゃもうティースプーン代わりから……ツボおしとか」

一方通行「この突起の部分が効くンですよねェってか黙れお前」

芳川「本を読んでいる時にそういえばヤカンに火をかけっぱなしだったことに気づいて急いで閉じなきゃな時に手元になにもなかった時とか」

一方通行「真鍮製は聞いたことありますねェブックマークのってふざけンなお前そしてそのヤカンで紅茶だかコーヒーだか淹れてまたかき混ぜンだろ」

芳川「暇つぶしのペン回し代わりに……」

一方通行「なンなンだお前そこは杖使えよほら丁度いい長さじゃねェかそういうのにぴったりだろなンで杖にしねェンだよ杖に」

芳川「魔法使いの命の次に大事なもので、ペン回し、ですって!?!?あなたふざけt」

一方通行「人の大金がつまった金庫の鍵を回す方がどうに……っっああァァァもォォォォォなンなンですかァァァァこいつゥゥゥ!!!!」ウガァァァァァァァ!!!

芳川「……ふふふ、ようやく明るい顔を見せたわね。作戦成功よ」フフッ

一方通行「良い話にしようとしてもこの鍵の先端についた茶葉は取れてねェからなてめェ」ゴシゴシ

23 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 22:37:55.34 ID:retcfV9C0

芳川「まったくあなたは顔はそっくりなのにどうしてそんなに仏頂面なのかしら……ほんと、顔だけはそっくりなのに」

一方通行「なンだよその物言いたげな感じは。俺は親父もお袋も顔を見たことねェからンなこと言われてもしらねェってのうるせェな」

芳川「まぁまぁ。そういえばあなた今日が誕生日だったでしょう?鍵のお詫びもかねて、なにかペットを買ってあげるわ。リストにあったでしょう?」

一方通行「あァ?」ガサガサ

『……生徒はフクロウ、ネコ、ネズミ、またはヒキガエル等、著しく邪魔にならない以外はペットを持ってきてもよかろうことよでもウメだけは絶対に絶対にだ』

一方通行「しつけェマジでこいつしつこすぎる……別にいらねェよペットなンざ」

芳川「まぁまぁいいじゃない、ひょっとするとあなたの学校生活での唯一の友達になるかもしれn」

一方通行「なンなのお前さっきから俺のこと嫌いなのなンなのマジでむかつくわァ」

芳川「コーヒー効かないなら精神的に攻めようと思って……」

一方通行「そのコーヒーに対する絶対的な過信はなンだったンだよ……じゃ、フクロウでいい」

芳川「いいわね、便利だし。手紙も出せるしね」

一方通行「そうなのか?魔法界ならこう杖振って手紙を相手にヒョイッじゃねェのかよ」

芳川「そういうのもあるけどね。でも主流はフクロウ便なのよ何世紀経っても……それじゃ、買い物していきましょうか」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/04(日) 22:46:11.79
ID:n5rgepyC0
もう カチッ シュパッ カチッ は出ないのか。
というか能力制限のない一方通行マジチート

ところで手紙をヒョイッは不死鳥の騎士団のメモ飛行機とみた

25 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 22:53:32.96 ID:retcfV9C0

マダムマルキンの洋裁店

一方通行「俺がここで制服の採寸をする間に、あいつは教科書を買いに行った」

一方通行「俺も書店ってェのを見てみたかったンだが……まァいい、学校だってンなら図書館くれェあるだろ」

一方通行「……どォせ、どこに行っても一人だろうからな。時間はある」

一方通行「……新しい場所だろうが、俺が、変わるわけじゃ」

「おいお前、さっきからなに一人でブツブツ言ってんだ?」

一方通行「……あァ?」

「そうそうお前お前、白いの。お前もホグワーツ生なのか?俺も今から採寸するんだけどよぉ」

一方通行「……だったらなンなンですかァ?エセホストみてェな格好でよォ」

「エセ……こ、この格好なんかダメなのかおい!?マグルの街を抜けるからこんな格好したのによぉこんな変てこな……俺の趣味じゃねぇんだってマジで」

一方通行「変ではねェが、悪目立ちってやつだ(マグル……この言い分じゃァ、魔法使い以外はマグルって呼ばれてンのか)」

「ったぁぁくよぉ!!クソみてぇな思いしてマグルの服選んだのにそんなだったたぁなぁ……なるほど、お前も同じ目にあったってわけか。お互い大変だったなおい」チラッ

一方通行「……まァな(そンで、マグルってのを見下す輩もいる、と)」

30 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 23:08:53.12 ID:retcfV9C0

一方通行「察しの通り、俺も今年からその、ホグワーツだ」

「そか、クディッチはすんの?」

一方通行「……予定はねェな(意味は分からンが、スポーツかなンかだろ)」

「お前ひょろいもんなー。でもシーカーに向いてるかもしれねぇぜおい」

一方通行「よく言われる(やっぱりか……)」

「それ、どっちに対してだ?シーカー向きに?それともやっぱひょろいことを??」ケタケタ

一方通行「ぶっ飛ばすぞお前、エセホスト風情が」イラッ

「お、いいねいいねぇ。この俺にそんな態度とれるのなんてここんとこいなかったもんでな……お前、名前h」

マダムマルキン「はい、喧嘩はそこまでで。坊ちゃん、採寸終わりましたよ」

一方通行「……だそうだ、エセホスト。首が繋がってよかったな」

「こっちの台詞だ、白いの。スリザリンに入ったら仲良くしよーや」

一方通行「……上等だ(寮かなンかか)」ケッ

31 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 23:30:05.16 ID:retcfV9C0

芳川「クディッチっていうのは空飛ぶほうきに乗ってやる球技のこと。スリザリンっていうのは、四つある寮の中のひとつよ。あなたもまた厄介な人種がはじめての遭遇だったわね」

一方通行「……そォか」

芳川「勘違いしないでね?そんな風に非魔法族を蔑む人ばかりじゃないから。まぁそりゃぁ魔法族のみを是とする、いわゆる純血派っていうのはいつの時代もいるのは確かだけれど」

一方通行「ほォ……」

芳川「現代魔法界において、マグルとの混血がなければ魔法族はとっくに絶滅していたというのが歴史家の結論で……」

一方通行「そりゃすごい」

芳川「……もやし(裏声)」

一方通行「へェ……」

芳川「……あなたから聞いてきたんだから真面目に聞きなさいよもう……」

芳川「私が驚かせようとして先に買ってきた白フクロウに心奪われるのはいいけど、ね」クスッ

一方通行「やっべェ……真っ白だぜおい」キラキラキラキラ

34 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 23:41:20.35 ID:retcfV9C0

一方通行「マグルを蔑む、ねェ。どォりで色々と、古臭いもンが残ってるはずだ。わざわざランプの火を魔法で保ってなくったって、LEDのライトをつければいい話なンだもンな」ジーッ
チッチッチッ

芳川「魔法族がマグル世界から隠れることを始めた頃から魔法族の生活文化は止まっているわ。それを魔法で補っていったのが魔法族、科学で補い発展させていったのがマグルよ。そういうただの住み分けなんだけれど、マグルは魔術を使えない劣等生物だなんて言い切る人もいるの」

一方通行「アホくせェ……でもそれが結構力を持ってたりだとか旧家だったりするわけだろどォせ」

芳川「読みが鋭いわね。理事会も半数は純血派よ」

一方通行「……どこの世界でも、人間ってェのはつまらねェもンに拘るンだな。フクロウのがいくらもマシだぜおい、なァ、百合子?」チッチッチ

芳川「!?」ビクッ ガタッ

一方通行「なンだよ……百合子が驚くだろうが」

芳川「いいえ……どうして、百合子って名前にしたの?」

一方通行「あァ?なンとなくだ、なンとなく。別にいいだろ」チッチッチ

芳川「……偶然って、凄いわね。いいえ、偶然じゃないのかも、だけれど」

38 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/04(日) 23:56:01.44 ID:retcfV9C0

芳川「ま。とにかく誤解しないでほしいのは、あくまでそういうのは建前上の話。実際のところ魔法界で本当に純血の家庭なんてほとんどないし、ホグワーツの今年の新入生にもあなたのように魔法界のことを全然知らなかった子は大勢いるわ。あなたがさっき会ったって言う子は、本当に稀なの。それだけは分かってね?」

一方通行「おォ。ンでェ?なンだっけ?この駅の……」

芳川「9と4分の3番線。9のホームと10のホームの四つ目の柱に突っ込めば入れるわ」

一方通行「ン。……あンがとよ、あァー……俺はお前をなンて呼べばいいンだ」

芳川「ふふっ、芳川、でいいわよ。愛穂(はーと)でもいいけd」

一方通行「誰がハートなンざつけるかアホかそしてかたくなにハグリットは出さねェのななンだったンだファミリーネームは」

芳川「役名d」

一方通行「だからやめろっつってンだろ……芳川。色々とあンがとよ、あと百合子を」

百合子「キュー!!」ピョンピョン!!

芳川「……えぇ。あっちでも待ってるわ、お茶を淹れて」クスッ

一方通行「混ぜる棒を用意しとけ。……じゃな」クルッ

ガラガラガラガラガラ

芳川「……頑張ってね、あk……」スゥゥゥッ

一方通行「……あ、そうだそうだ」クルッ

一方通行「校長の名前がどこにもなかったンだが、なンてンd……もういねェ……おい自転車でここまで時間かけてきたのなンだったンだおい」ガクッ

百合子「キュー?」ピョン

一方通行「……ま、いい。えェっと、9番と10番に降りるには……」

柄ガラガラガラ

39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/05(月) 00:04:16.68
ID:jM3uZx2AO
愛穂?桔梗では?……いや、何でもない

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/09/05(月) 00:07:37.08
ID:UkcyQDFAO
桔梗ェ…

42 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 00:16:32.06 ID:L8bV8wUc0

9と4分の3番線

スゥウウウッ ガヤガヤガヤガヤガヤ

一方通行「……おォ、入れた。マントの集団もいるし、ここで間違いねェな……」

シューーーーッ ポーーーーッ!!!

百合子「キュキュッ!?!?」ピョンピョン

一方通行「おォ、これがホグワーツ特急ってやつか。SLねェ、どうせ動原は蒸気機関だけじゃねェンだろうが……席探すか」

ガラガラガラガラ

一方通行「全然空いてねェな……まァ無駄に長ェし、最後尾なら空いてるか?」ガラガラガラガラ

「うー、人が多いんだよ。いっくらみことの家族で慣れてきたとはいえ、背の低い私じゃこの中でカートを押すのは、難儀かも……あぁあ、フードが……!わ、だ、誰押したの、わ、わわわわ、勢いがついちゃったんだよー!!」ガラヨロガラガラガラ

一方通行「……なンだ、おい。押し手のみえねェカートがこっちに……おい、そのカート押してるやつ!前を見やがれ!衝突すンぞ!」

「え、わた、私に言ってるのかな!?でも急には止まらないんだよーーー!!」ガララララララララッ

一方通行「……チッ」

スッ

「どいてぇぇ止まってぇぇえぇえ助けてほしいかもおおおおお!!」

ガララララララララララララララララララララララッ……ピタッ

「……っはー。と、止まった?でもどうして急に……」

一方通行「反射じゃなくて運動エネルギーが0になった時点で止めただけだ。おいチビ、なァンなンだこのフードってか修道ふk修道服!?!?」

「ち、チビじゃないかも!修道服は私の趣味!っと、あぁよく分からないけどあなたが助けてくれたんだね!?お礼を言わなきゃ」

一方通行「……別に、うちの百合子がてめェのカートが当たったら驚くだろうと思っただけだ」

「百合子?あ、綺麗なふくろうだね!……ふふ、面白いかも!白い人!」

一方通行「白いはお互い様だろチビ」

「ち、もおおお!チビじゃないんだってば!!」

禁書目録「私の名前はインデックス・グレンジャーなんだよ!!!」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京西部) [sage]:2011/09/05(月) 00:20:11.67
ID:O7UsGeJd0
ハーマイオニーキター!!
そして美琴と知り合いとな!?

44 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 00:22:03.76 ID:L8bV8wUc0

一方通行「そォかよ、じゃァな」クルッ

禁書目録「あ!待ってよお礼を言わせてってば。あ!きみもホグワーツに入学する子なんだね!そのカートの中身を見ればわかるかも!」ガラガラ

一方通行「あァ?そうだが……っておい、もってこたァてめェもか?そンななりして」

禁書目録「いやいやむしろ11歳に見えないのはあなたのほうなんだよどちらかと言えば。ありがとうね!一年生どうし仲良くして欲しいかも!ね!?」

一方通行「……勝手にしろよ」

禁書目録「うん!あ、そういえばみことが着いてきていないね?みことーー!どこーーー!?!?一年生を見つけたんだよーーー」

御坂「あんたが速すぎるのよまったっく……って白っ!!まっ白!!あんたの白い服と隣の白っちぃのとそのフクロウのせいでそこ一体真っ白よほんと!!」

一方通行「大きなお世話だそっちはそっちでてめェそっくりな顔で埋め尽くされてンじゃねェか」

御坂「あっはあは、そこ突っ込むのねそりゃそうよね。私は美琴・御坂・ウィーズリー。んで……」

ミサカ10032「おねぇさま、ミサカたちも早く学校に行きたいです、とミサカはおねぇさまに直訴します」

打ち止め「ミサカも魔法のお勉強したいーーー!!ってミサカはミサカはおねぇさまの服にすがり付いて先に入学するおねぇさまを羨んでみたりーーー!!」

御坂「もう黙ってちょっとあんたたち!わたしの家はちょっとあれでね……長女が一人、10031つ子、私、9969つ子、このあほ毛の末っ子っていう大家族で」

一方通行「一市民レベルだバカ野郎無理がありすぎるわ怖ェわ」

45 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 00:32:05.91 ID:L8bV8wUc0

ガラガラガラガラ×3

禁書目録「子だくさんは縮小傾向にある魔法界では推奨されてるかも!私もさっきみこととは知り合ったんだけどね!関心したんだよ!」

一方通行「あそこまでくるとそういう問題じゃねェだろ」

御坂「ねぇ別れぎわにうちの末っ子がめちゃくちゃあんたのこと聞いてきたんだけどなんなのあんた魅惑の呪いでもかけたの!?」

一方通行「知るかよ、大体俺ァつい今朝魔法なンてもンを知ったンだからよォ」

禁書目録「へぇ、あなたそれじゃぁ魔法族の家系以外からの入学者なんだね。ってことは相当に優秀なのかも!」

一方通行「……そういう見方もあンのか」

御坂「半端じゃぁ着いていけないものね。私は同じ立場でも頑張ろうって思えるけど、他の人はどうかしら?普通、まったく知らない世界で知らない力のことを勉強しようなんて、思えないんじゃない?」

禁書目録「そうなんだよ。むむむ、これは学年主席を狙う私に強力なライバルが出現なのかも」

一方通行「……なンの気なしにこぼしちまったが、どうやらほンと、あいつみてェなやつは少数派みてェだな、百合子」

百合子「キュゥッ!!」ピョンピョン

御坂「百合子っていうの?そのフクロウ。利口そうねぇ私んちのなんて老いぼれデもう……あ、それであんたの名前は?」

一方通行「……アク」

御坂「んあぁぁぁぁっ!!!!!み、みてあそこ!!!!」

一方通行「聞いといて聞かねェのかよ」

禁書目録「どうしたのみこと、ツンツン頭のキョロキョロしてる男の子を指差s……あああぁぁぁぁぁぁあ!!!」

上条「えーっと、9と4分の3番線、あってる、あってますよね。不幸なポッターさんのこと、ここで迂闊な行動をとれば乗れなくてもおかしくないのでありますのことよ」ブツブツ

御坂「と、と、当麻・上条・ポッターだわぁぁぁぁああああああ!!!」

禁書目録「名前を呼んではいけない例のアレイスターを滅ぼした、生き残った男の子なんだよーーーー!!!」

一方通行「それ呼ンでンだろ確実に」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京西部) [sage]:2011/09/05(月) 00:38:59.06
ID:O7UsGeJd0
ハリーは一方さんじゃなかったのか……
あ、なんか辻褄が合い過ぎる

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/09/05(月) 00:41:45.21
ID:JLFVkLj50
上条さんがハリー・・・だと・・・

51 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 00:46:37.72 ID:L8bV8wUc0

シュンッ

芳川「っふぅ」

黄泉川「遅かったじゃーん、桔梗」

芳川「あら愛穂。あなたの方は無事見送りできたのかしら?」

黄泉川「あぁ。ちょいと悪がきに育ってたが根はしっかりしてたから、駅に入る前に帰ったじゃん。あんたはこの分だと駅まできっちり送ってやったみたいじゃんね。ったく、森番に仕事押し付けるんじゃねーじゃんよ」モゥ

芳川「仕方がないでしょう?どちらの方を狙われるか分からなかったのだから……そうそう、あなたの名前と肩書き借りたからね」

黄泉川「はぁ?なんでそんなことするじゃん?」

芳川「いきなり私みたいのが押しかけてきて警戒されたら嫌だったから……って言っても役職とファミリーネームだけだけれど」

黄泉川「なんでわざわざ……桔梗・芳川・ダンブルドア校長、様」クスクスクス

芳川「笑わないでよ……あ、あの子あなたのこと愛穂(ハート)って呼ぶわよ、森番の愛穂・黄泉川・ハグリット」

黄泉川「な、なんじゃんよぉそれええ!でも、百合子と同じ顔にそう呼ばれると思うとグッとくるじゃんね」クソゥ

芳川「あの先生が聞いたら鼻血ものよね……とにかく、急いで諸々の準備をするわよ」

芳川「あいつは絶対に、あの二人がこの世界に戻ってきたのなら放っておかないのだから……」

黄泉川「……部下に8割の仕事を流す校長の言うこととは言え重いじゃんねー」

芳川「いいのよ、私は校長よ、偉いのよ」フフン

黄泉川「でも最初からこの予定だったとはいえあんなこと言っちまったから無理やりに思われてるじゃんよ」

芳川「……やっぱり?」

黄泉川「当然じゃん」

芳川「……まぁいいじゃない、信じてよ、ね?」コポコポコポコポ

黄泉川「コーヒー片手に脅してんじゃねーじゃん」

52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/05(月) 00:53:04.59
ID:jM3uZx2AO
桔梗・芳川・ダンブルドア、だと……!?

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/09/05(月) 00:56:05.56
ID:HyPoAfXZ0
芳川まさかのダンブルドアwwwwww

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/09/05(月) 02:12:13.60
ID:eKE5eieU0
ダンブルドア軍団が芳川軍団になるのか…

あれ、それってただのニート集団じゃバッシャァァァアアア

87 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2011/09/05(月) 11:45:52.50 ID:DwXOoimg0

ガタンゴトンガタンゴトンクス

上条「いやー助かりました、お三方が声をかけてくれなかったらポッターさんはもう一度外に出て駅員さんに聞こうと思っていましたのことよ」

禁書目録「な、なんだか思っていたのと違う少しぼけボケの魔法界の英雄に拍子抜けかも」ハハハ

上条「あぁー、それな。ポッターさんの両親は俺を魔法界?から遠ざけておきたかったらしくて、そういうあれがあって」

御坂「じゃあ、自分がこの世界を救った人間だった、ってこともついさっき知った、ってこと!?!?」

上条「そ、そんな大げさな……ポッターさんはぜんぜん覚えてませんし、そもそも赤ん坊の頃になんだか知らない偶々出くわしたちょっと悪いやつをそのあれしたからって……」

禁書目録「謙遜しすぎなんだよ!!!あなたのことはあなたの偉業の後に刊行された歴史書のすべてに書いてあるかも!」

御坂「そうよ!それにちょ、ちょっと悪かったって……!」

一方通行「こっちのことなンざ知らねェ俺たちからすれば、なァンでそンなに恐れられてンのか分からねェけどな、なンだっけ?アレイスt」

禁書目録「その名前で呼んじゃ駄目!!!名前を呼んではいけない例のアレイスターなんだよ!!」

一方通行「だから呼ンでンじゃねェかばっちりなンだその枕詞そンな大事なのかよ面倒くせェ……ってかお前らうるせェンだよ、そっちのツンツンも、なンだ、困ってンだろが」

上条「あ、ははは。まぁとにかくポッターさんはそんなみんなが思っているようなすごい人じゃないってか、勉強も碌にままならないようなおばかさんだからさ。仲良くしてくれないか?」

禁書目録「も、もちろんかも!!!光栄なんだよ!!!私はインデックス・グレンジャー!!」

御坂「あ、ず、っずるいわよあんた!わたしは!美琴・御坂・ウィーズリー!!」

上条「当麻・上条・ポッターだ。よろしく……えっと、お前は?」

一方通行「……」

88 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2011/09/05(月) 11:57:43.09 ID:DwXOoimg0

一方通行「どォだっていいだろが、偶々駅で出くわしただけの関係なのにわざわざ名乗らなくても……」

禁書目録「うん、確信したんだよ。あなたツンデレってやつなんだね、白い人」

一方通行「ぶっ飛ばされたいのか」

御坂「だって、あんたがこの、と、とうm、上条に最初に声かけたじゃないのよ」///

上条「あ、当麻でいいですのことよ。そーそ、お前が『情けねェ顔ぶら下げてなァにしてンですかァ?』っ言ってくれたからポッターさんは」

一方通行「言葉のまンまだっての……」

禁書目録「っもぉ!!いいからさっさと名乗るんだよ白い人!私だってあなたにちゃんとしたお礼を言いたいのに!」

御坂「そうよそうよ、パパとま……コホン。ご両親に言われなかったの!?仲良くなるにはまず自己紹介を……」

一方通行「どっちも死ンでっから知りませンねェ」パラパラッつ呪文学の教科書

禁書目録「!」

御坂「!?あ、ご、ごめ……」

一方通行「……別にィ」

89 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2011/09/05(月) 12:12:14.04 ID:DwXOoimg0

上条「えっと、白い人かっこ仮称かっことじ、なぁ、そんなこと言うなよ。俺たち、お前と仲良くなりたいんだ」

一方通行「勝手にしてろって」パラパラッ

上条「だ、だからそう……ほ、ほら美琴なんか責任感じて涙目だぞおいいいのかなー女の子泣かせちゃっていいのかなー」アセアセ

御坂「な、泣いてなんか……って、てかみ、美琴って、ふ、ふn」ビr

禁書目録「ちょ!みこと!!!ストーップ!!放電は勘弁してこんな狭いところで放電はやめてほしいんだよ!!!」ペシッ

上条「よく分かりませんが……なぁ、白い人。お前、インデックスのカートを止めてくれたりポッターさんのことを気にかけてくれたり、本当は他人に興味が無いってわけじゃないんだろ?え?マジでツンデレさんなんですか?男のツンデレとは初遭遇なんでポッターさんどうすればいいのやら……」

一方通行「どうもしなくて結構だ、かかわるな。誰がツンデレだクソボケ。そのシスターコス女を止めたのもお前を引っ張ってきたのもうちの百合子の目障りになるから、それだけなンだっての」パラパラッ

禁書目録「ふふ、やっぱり面白いね白い人。白いだけに」

一方通行「黙れって言ってンだろうまくねェし」

上条「……っはは、なんだよお前ほんっと」

スッ

一方通行「……(握手するつもりかァ?)」

一方通行「……(なるほどなァ、強引に触れ合って、馴れ合って。落とそうってェはらごもりかよえェ英雄さン)」

一方通行「……(……生憎だがなァ)」

一方通行「……(俺はそンなもン、受けt)」

パキィィィィンッ!! ギュッ!

一方通行「!?!?!?!?」

上条「ありがとな、白い人(なにか……打ち消したっぽい?)」

90 :鹿児島くン ◆GPcj7MxBSM [saga]:2011/09/05(月) 12:28:55.37 ID:DwXOoimg0

一方通行「な、なンだてめェ、おい!!」

禁書目録「おォ、白い人があわててる」

御坂「いきなり手を繋がれて焦ってるのね……なんだろう、なんかこの二人がこうあれしてると……なんだろう」モヤモヤ

上条「はっはっは、親交を深める手段その2なのですよ。よろしくな、白い人」ブンブンブンッ

一方通行「やっめ、くっそ、なっンで、反射、振るなァァァァァ!」グワングワングワン

御坂「大きい声出せたのねあんた」ハハハ

上条「っはは、ポッターさんの右腕はお前が名前を言うまでとまりませんのことよ」ハッハッハ

一方通行「~~~っ!!!あ、くせ!!」

上条「ん?」

一方通行「アクセラレータ、だ!!白い人なンて間抜けな名前で呼ばれんのは癪だから、上だけ教えて、やる!!だから離せェェ!!」イテェェェェ!!

上条「おぉぉ!アクセラレータか!おもしろいな!!よろしくな!!よろしくな!!!」ブンブンブンブンッ

一方通行「別に面白くはやァァァめェェェェろ、離せこらァァァ!!!」

禁書目録「時に強引に、さすが魔法界の英雄はコミュ力も満点なんだよ」

御坂「あ、そういえばさっきあいつ名前名乗ろうとしてたわねそういえば。悪いことしちゃった、だからすねてたのかしら」ポンッ

禁書目録「やっぱり面白いんだよ白い人、じゃなくって、アクセラレータ」

御坂「同じ寮に入れるといいわねー。……姉とあの双子がいないところだといいんだけど、でもなぁ」ハァ

上条「俺たちは友達だーーー!!」ブンブンブンブンッ

一方通行「ちょ、待てお前絶対にキャラが違うそれなンか根性あるあれみたいになってだろこら離せくそがなンで反射が効かねェンだよてめェェェェェ!!」グワングワングワン

107 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 16:33:35.14 ID:L8bV8wUc0

一方通行「なァンなンですか、お前、マジで」

上条「当麻・上条・ぽtt」

一方通行「そういうこと聞いてンじゃねェンだよクソが」

禁書目録「アクセラレータ、とうま、みこと、私。っふふ、みんな同じ寮になったらいいな!それで、できればグリフィンドールに!」

御坂「あんた私のさっきの言葉聞いてたわけインデックス……いやそりゃ、私だって本心ではあすこがいいんだけどね」ハァ

上条「えっと、森番の黄泉川から少しだけ聞いてますのことよ。たしか四つの寮があるんだよな?ホグワーツには」

一方通行「森番……あァ?」

禁書目録「うん!グリフィンドール、スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー。この四つに寮分けされるんだよ!」

上条「て、テストとかすんのか……?自慢じゃないけど上条さんは正直初等二年から数学は諦めてるんだけど」

一方通行「自慢どころか存分に恥じるべきところだそれは」

百合子「キュイッ」ピョンピョン

一方通行「百合子だってそう言ってる」

御坂「えーっと、多分あんたが思ってるような筆記とかじゃなくって。なんて言ったかしら?なにかこう、かぶ、かぶる?」ウーン

一方通行「漠然としすぎだろ」

御坂「えっとなんだったかしら……あぁこんなことなら癪だけど姉どもにもっかい聞いておけばよかった」

上条「姉ちゃんがたくさんいんのか?美琴のうちは」

御坂「え、あうん。ちょろ~っと、その、大家族なんだー」アハハー

上条「へぇ、羨ましいな~。ポッターさんは一人っ子なんで姉とか妹とかあこがれますのことよ」

禁書目録「アクセラレータに引かれたから言葉濁したんだよ」ヒソヒソ

一方通行「知るかよそりゃ引くだろあンなン聞いたら」

110 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 16:48:32.27 ID:L8bV8wUc0

一方通行「ってェかよ、ポッター」

上条「あ、当麻でいいって。それか上条で」

一方通行「お前自分ではポッターさンとかいうくせに人が呼ぶ時はちげェのかよ全員に言えることだけどよォなンなンだよ」

上条「役名d」

一方通行「黙れ。じゃ、上条。森番だが、黄泉川っつったか?」

上条「おぉ、俺を迎えに来てくれた胸囲に男の子の夢が詰まったやんごとなき女性だった。あれはいいものですね」

禁書目録「……私の物心ついたときからのポッター像がガラガラと音を建てて崩れていった後に粉塵爆発起こしてるんだよ」

御坂「奇遇ねインデックスそこから立ち上がったただのむっつり像にこうソバットかましたい」

上条「な、なんだかさっきまで憧れの目で見られていたのが一気に蔑みの視線へ!?!?」

一方通行「そりゃそうだろンなアホなこと言ってりゃ……あァー、俺のとこに来たのも森番ってェ奴だったンだが……」

上条「へ?俺が黄泉川と分かれたのはついさっきだぞ?」

一方通行「俺もだ。駅に入るとこまで一緒にいた……なンだおい、森番が二人もいるようなとこなのか」

禁書目録「学校案内図によれば学校の敷地内にある『禁じられた森(特に立ち入りは禁じられてないのに禁じられた森)』はかなりの広さがあるけど、森番の小屋は一つだけだったかも」

御坂「うーん、私のはあてになんないけど、姉どもが言う森番ってのは一人だったと思うわ。その黄泉川って人」

一方通行「……?じゃァ俺を迎えに来たあいつは……?」

上条「なんて人だったんだ?」

一方通行「……よs」

ガラガラッ

「よぉ、ここにポッターがいるってぇ?」

111 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 17:03:19.40 ID:L8bV8wUc0

一方通行「……てめェは」

「お、いつかの真っ白け。……へぇ、そいじゃお前が」

禁書目録「……いきなりなに?失礼なんだよ」

御坂「そうよ、なんなのよあんた」

「っはは、いいねいいねー英雄の女ってのはみんなこんななのか?好みのタイプだ……俺達の車両にこねぇ?お二人さん?コンパートメント一つなんてしみったれたとこじゃなくて、車両一つを占領してんだが……」

上条「あのー、ポッターっていうのは俺のことなんだけど……なにかようがあるなら、手短に頼めるか?ここ狭いからさ」

「っあ?邪魔すんなや……はー、オマエが。……なんだ、以外に普通だな。てっきりそっちの真っ白の方かと踏んだのに」

一方通行「黙れやエセホスト」

禁書目録「っぷ」プルプルプル

御坂「エ、っせ……言いえて妙だわ」プルプルプル

「……大概にしとけや真っ白け」

上条「あんたこそだ、いきなり押しかけてきて喧嘩腰に……用があるのは俺なんだろう?」

「……これは失礼、魔法界の英雄様様」

114 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 17:36:52.18 ID:L8bV8wUc0

「用件は今そっちの子たちに言ったのと同じだ、俺達のとこにこないか?って誘いに来たんだよ。あんたみたいのがこんなとこにいるのはもったいないぜ、おい。それに……あー、さっきのは撤回だ。オマエ、ウィーズリーだな?血を裏切る者の代表格め、誰がてめぇなんか迎えるか」

御坂「っ!くっだらない!!!」

一方通行「……今のは?」

禁書目録「……純血の家系なのにマグルを尊重する主張をしている旧家のこと。みことのお家は……」

「没落した後、マグルにすりよるしか生きる道がなかったんだよなーえー?」

禁書目録「違うんだよ!!!みことのお父さんは!!マグル社会と魔法族を結びつけるために立派に!!」

「っは、それが余計なおせっかいだってんだ。なぁ英雄、ポッターさん。こんなしみったれた連中とあんたじゃつりあわねーって。あんたが魔法族から離れてたって聞いて、慌てて探しに来たんだ。そしたら案の定だ。魔法族の面汚し、くちうるせぇクソガキ、それに……おい真っ白け、オマエ本当はマグルだなこら。知ったかぶりしてたって見抜いてんだよこっちは」

一方通行「……」

上条「だったら、どうなんだ?」

「あぁ?」

上条「あんたの言う、英雄が。ここにいる奴らとつりあわないなら、俺はそっちの、あんたの言う立派な魔法族とやらと付き合え、そういいたいわけか」

禁書目録「と、とうま?」

御坂「……っ」

一方通行「……」

「おー、話が分かるじじゃねぇか。やっぱりあんたもこっち寄りってことだ……ま、今度ので懲りたろ、こういうのを見分ける目も持たないとこの先やっていけねーぜ?俺が……」

「常識の通用しねぇ友達作りを、教えてやるよ」

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 17:41:26.91
ID:NACK5tyW0
常識が通じない友達作りでは友達作れないだろwwwwww

116 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 17:45:59.64 ID:L8bV8wUc0

一方通行「常識通用しなかったらダメじゃねェか?ヒソヒソ

禁書目録「黙っててあげようよあんなドヤ顔なんだし不憫かも」ヒソヒソ

御坂「とにかくあの台詞入れたかっただけなのね」ヒソヒソ

「……(自覚はあったけど変な台詞だったな今の)」ウーン

上条「……」

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/05(月) 17:54:13.84
ID:+lnxtapI0
友達つくるのにすら常識の通用しない垣根△

118 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 18:00:56.12 ID:L8bV8wUc0

上条「だったら俺は、英雄じゃなくていい」

「……あ?」

上条「友達は自分で選ぶって言ってんだ、このエセホスト!!!!」

「っな、てっめ」

上条「そりゃぁポッターさんはこの世界のことなんかなんにも知らない!!!この世界のお家柄の事情なんてちんぷんかんぷんさ!!!でもなぁぁあああ!!!」

上条「俺はこの三人の優しさを知ってる!!両親と姉に呆れながらも大事に思ってる美琴のことを!!!どんなにつんけんしてる奴でも優しさに気づいてやれるインデックスを!!!駅のホームで戸惑ってた俺に声をかけてくれた、アクセラレータのことを!!!!」

御坂「あ……」

禁書目録「とうま……」

一方通行「……」

上条「それでいい、それさえ知ってりゃそれでいい!!!俺は、この三人と友達になったんだ!!!」

上条「そんな俺の友達を!!!最っっ高に優しい俺の友達を悪く言う奴の言葉なんか!!!聞いてたまるかよ!!!お前の方がよっぽど卑劣だ!クソ野郎だ!!おとといきやがれってんだ!!!!」

「……言葉に気をつけろ、てめぇが魔法界の英雄だろうとなんだろうと……こんな下等な連中と一緒にいたらあんただって同類になる。そうなりたくなk」

上条「いいぜ、こんだけ言ってまだ……俺の友達を馬鹿にするってんなら!!!」グッ

120 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 18:10:59.21 ID:L8bV8wUc0

上条「その幻想を!ぶt」

一方通行「さっきからうるせェンだよ、お前ら」グイッ

上条「ぐっふうあああ」ドテッ

「……あぁ?」

禁書目録「飛び出したとうまの後ろ首元を、アクセラレータが思いっきり引っ張ったから、変な声だして席に引き戻されたね」

御坂「あ、あんたなにしてんのよ!今ちょっといいばめ」

一方通行「知るか、なンなンですかァさっきからごちゃごちゃごちゃごちゃお前ら友達だなンだってよォ、俺はお前らとはそンなもンになったつもりは毛頭ねェぞ」

禁書目録「いやいや」フリフリ

御坂「ないない」フリフリ

一方通行「うるせェってンだろが……上条、うるっせェンだよお前。百合子が驚いて泣いたらどうすンだてめェ」

百合子「キュイ?」ピョンピョン

禁書目録「泣くどころかおとなしく見守ってるんだよあなたの言う百合子とはひょっとしt」

一方通行「黙れ。そこのエセホスもだこら、そういや洋裁店でのケリがついてなかったっけなァおい?」

「へぇ……面白いじゃねぇか。マグル風情が、俺にどうしようってんだ?」

一方通行「……っは。生憎、マグルなのかどうなのかの線引きは知らねェが……おォ、その余裕ぶった顔、今すぐ無様に泣かせてやンよエセホスト。こいや」

「……ふざけてやがんな、いいぜお前、最高にふざけてやがる。この俺に、ここまでむかつく口を利くやつが現れたのはどれくらいぶりだぁおいふざけてやがんなえええええぇぇぇ!?!?この俺を、誰だと思ってんだあああああぁぁあああ!?!?!?!?」

垣根「魔法界きっての純血家系!!!帝督・垣根・マルフォイを馬鹿にしたつけはぁぁぁ!!!!!安くねぇぞォオォおおおおおおお!?!?!?!?!?」

121 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/05(月) 18:26:47.11 ID:L8bV8wUc0
そんなこんなで今日はここまでです

果たして垣根フォイの実力はいかにフォイ!!でも漂うかませ臭は払拭しきれていないフォイ!!!!フォイフォーイ!!

なんだか迷いつつ書いているせいで筆が遅くてすみません

垣根のくだりが終わったらグダグダ特急の旅の模様をお送りすると思うのでもちっと早くいけると思います

つまりは垣根のくだりはさくっといきます。だって彼は○フォイですから

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 18:28:29.24
ID:NACK5tyW0
乙。

やはりマルフォイは自己中がいいよね。垣根とキャラが合ってる

153 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 16:04:33.68 ID:5RCtgE/A0

はてさて今日もいこうかと
本日は本編前に、ハリポタ世界になじみ無い方もいらっしゃるのかと思いますので、
ちょこっと解説を、インちゃんにしてもらおうと思いますです
途中レスはどうぞお好きに

題して『インちゃんのハリポタ魔術講座』です

154 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 16:12:02.40 ID:5RCtgE/A0

禁書目録「ハローなんだよ諸兄!」

禁書目録「インちゃんによる『ハリポタ世界における魔術・魔法の解説』のコーナーなんだよ!」

禁書目録「本当は呪文学第一回の授業風景でフリット・ウィック役の小萌に解説してもらうところだったんだけれど」

禁書目録「それより先に本格的に魔法が使われる場面になったから、急遽、本編でももっぱら解説役の私がここで解説することになったの!!」

禁書目録「ハリポタになじみない人には、禁書世界の魔術とどう違うのか分かっておいてもらおうと思って!」

禁書目録「私語は自由なんだよ!それじゃ説明していくね!」

157 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 16:24:56.82 ID:5RCtgE/A0

禁書目録「禁書世界の魔術は、才能の無い者が誰でも神の子に近い力を持つための、道具や信仰心を用いて奇跡を現出する手段、こんなところだね!」

禁書目録「ちょっとざっくりだけど、本題とは外れるからこのくらいにとどめておくんだよ!」

禁書目録「あと!イカとか言う子はもいじゃうから黙っておくんだよ!!私語はいいけど死語なんだよそれは私にとって!!」

禁書目録「さてさて禁書世界の魔術はそんな感じ、どっこいハリポタ世界の魔術っていうのは、100%生まれ持った才能なの!」

禁書目録「魔法を使うための魔力を有する魔法族、有さないマグル(非魔法族)。この二者は完全に分かれていて、マグルに魔法を使うすべは一切ないかも!」

禁書目録「ぶっちゃけた話、禁書世界の超能力みたいなものだね!開発によって現出したのじゃなくて原石とかの類の!」

禁書目録「使える人の中にも優劣があるっていうのはもう少し先で説明するんだよ!」

禁書目録「さてさて、ここまではいいんだけど。実はハリポタの魔法って他の魔法世界作品とは異なってあまり詳しい解説とか理論付けとかがほとんどないんだよ!」

禁書目録「まぁそのあたりが日頃そういう種の物を読まない層にも受けたのかもなんだけどね!」

禁書目録「とにかく杖を振る!呪文を唱える!場合によっちゃ杖を振るだけで何でもできちゃう!それがハリポタにおける魔法なの!」

禁書目録「多分詳しい理論とかはあるんだろうけど、作中じゃぁマグゴナガルてんてーの授業で出てくるふりしただけでほとんど語られてないんだよ!」

禁書目録「っというわけで、多分に推測を含むんだけどハリポタ世界の魔法の原理。これをもっと解説してみるね!」

158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 16:30:57.43
ID:yv/kc8VDO
おさわりはOKですかー

なるほど
童話の魔法使いと同じ感じか

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/06(火) 16:35:13.22
ID:1L1TW6l10
語尾が全部「!」マークって・・・

インさん・・・・・・ちょっともち突いてください
あとで食べていいので

161 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 16:42:00.87 ID:5RCtgE/A0

禁書目録「おさわりは頭だけなら食べ物くれたらokなんだよ!おもちくれたあなたはいいよ!『!』なのはこう厳しい塾長っぽいイメージなんだよ!でも疲れたから普通にしゃべるね」

禁書目録「魔法族と非魔法族の最大の違いは『魔力』を持っているかどうか、これはさっき説明したね」

禁書目録「その持った『魔力』を操作することで、様々な現象を引き起こすことが出来る!」

禁書目録「でもその『魔力』は、基本的にはただ持っているだけじゃダメかも」

禁書目録「そこで『杖』と『呪文』の出番なんだよ!」

禁書目録「『杖』は、『楓に不死鳥の羽』って言う風に、芯に魔法生物の身体の一部が使われているかも」

禁書目録「『杖が人を選ぶ』っていう言葉があるんだけど、これはその杖に使われた生物の体の一部と魔法使い各々の『魔力』との折り合いが最適な杖が一番良いってことなんだろうね」

禁書目録「芯を通して、魔法使いは己の魔力を収束、魔力の向かう先を明確にすることで保有していた魔力に指向性?って言っていいのかな?それを持たせるんだね!」

禁書目録「そして『呪文』!これは、己の魔力に意味づけをもたせるためのものだと思えばいいかも。呪文は口に出すけど、高位の魔法使いは無言で使えるものもあるらしいから、そこはどれだけその呪文、魔法に対して理解が及んでいるか、魔法の程度によるんだろうね」

禁書目録「簡単にまとめると、『魔力』は『絵の具』、『杖』は『筆』、『呪文』は『色の選別』、最終的に行使した『魔法』は『キャンバス』だと思ってもらえばいいよ」

162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 16:53:31.21
ID:+45SNXXL0
インちゃんのわっかりやすい説明マジ感謝!

164 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 16:57:08.21 ID:5RCtgE/A0

禁書目録「お褒めの言葉は美味い棒でうけとるかも!」

禁書目録「『筆』は、筆先から持ち手から止め具から大きさから、色々な種類があるよね?」

禁書目録「画家は最高の絵を描くために自分に合った一本を厳選に吟味するかも」

禁書目録「弘法筆を選ばずって言うけど、実際は弘法は誰より道具に重きを置いたって言うしね」

禁書目録「様々な色がある『絵の具』の中から、己の知識、理解、感性にのっとって、『キャンバス』に落すものに適切な『色の識別』で『筆』をふる」

禁書目録「『大魔法』って言われるものが世に言う『最高の名画』だね」

禁書目録「様々な色を使った、あるいは少ない色でもあらゆる技巧で描かれた名画。そこにいたるには生半可な努力じゃダメかも」

禁書目録「そして魔法使いは、それを振るうため、作るためのパレットを持っているけど、その大きさは各々によって違う、これが魔法使い同士の優劣の差。マグルはそもそも絵の具もパレットも持っていないんだよ」

禁書目録「基本はこんな感じかな?」

禁書目録「さてさて、だけどあと一つ。ハリポタ世界の魔法における大事なものがあるんです」

禁書目録「それは……」

禁書目録「あなたの、心です」ドヤッ

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 17:02:40.24
ID:+45SNXXL0
インちゃんは大変なものを盗んでいきました!

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/06(火) 17:05:22.51
ID:RFOez5r4o
あなたのwwwwwwwwww心ですwwwwwwwwww

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 17:06:24.40
ID:WkHOzpzIO
イラッ☆

168 :鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn [saga]:2011/09/06(火) 17:11:09.45 ID:5RCtgE/A0

禁書目録「……ふふふ、あまりに上手いこと言ったからみんな驚いているんだね」フフフ

禁書目録「ところでBK201ってなにかな?ごめんね黒の契約者は詳しくないんだよ」

禁書目録「さてさて、大事なもの。心っていうか、感情だね」

禁書目録「相手を苦しめる呪文を行使する時は残忍な思いを。幸福の塊である守護霊を現出させるには最高に幸せな思い出を」

禁書目録「魔法の性質によってはそれらの心や感情が大きく結果を左右するんだよ!」

禁書目録「心が伴わない芸術は美しくないしなにも感銘をうけないよね?それと同じかも!」

禁書目録「しかもこの感情っていうのは……あまりにも爆発させちゃうと、杖も呪文もなしに魔法を行使できちゃうんだよ」

禁書目録「指向性のなかった魔力、意味づけの無かった魔力が、心や感情っていう強い作用によって魔法となって現出しちゃうかも」

禁書目録「ハリーを例に上げると、丸刈りにされた頭を嘆いて一晩中泣いてたら髪が元通りに生えてきていたり。両親を侮辱したおばさん