- 公開日 :
- 2011年12月03日 22時40分
1:6分間隔で投下します:2011/05/21(土) 21:29:49.46 ID:NnHmvb+90
一面の白が僕を包んでいた。
起伏のない平面の世界。果ては見えず空さえも白いここでは地平線は存在しない。
降り積もる雪はこの世界の音を全て吸い込んで、ただ自分の呼吸だけが聞こえる。
自分と、この雪の他に何も見えない。存在を感じさせるものもない。
ただ雪が降り続ける世界。
だが僕には、確信があった。
ここは彼女の世界だ。何故という疑問もない。ただ、わかるのだ。
僕がそう理解したのが、自分の超能力者としての力によるものではないこともわかった。
ぴたりとはまったのだ。
この世界を形作るものが、僕の中にある、ピースが欠けたそこに、すとんと。
まるではじめからそこにあったかのように。
そして僕は理解した。
彼女の願いと、絶望を。
代行 ID:a94W467u0
⇒【1000ピース】涼宮ハルヒの憂鬱 無敵のコスプレ
続きを読む [IMAGE]