- 公開日 :
- 2014年04月07日 23時00分
1 : ◆RY6L0rQza2 2014/04/07(月) 17:01:46.15 ID:jwhVXhwao
「ふぅ…。」 荷物を網棚の上に置き、息を吐きます。 これから、生まれ育った土地から、たった独りで東京へと向かうのです。 慣れない電車に四苦八苦し、ようやくじいやの教え通りに席に着く事が出来ました。 まもなく、電車は走り出します。時刻は早朝、乗客もまばら。 がたん、ごとん。ゆっくり走り出した電車は次第に速度を上げ、窓が振動で軋み始