- 公開日 :
- 2012年02月03日 23時41分
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 20:14:20.40 ID:J23kY1580
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冬休みが終わり大学寮に戻ってきた、余計な土産を持って。
いわゆる『正月太り』というやつだ。
否定したいけれど、体重計は嘘をつかない。
そういうわけで、最近は歩く姿勢を見直している。
コンビニへ行くとき、本屋へ行くとき。
そして、講義の時間が重なった幼馴染と歩くとき。
「みおー、ちょっと歩くの速くないか?」
「そうかな? いつも通りだぞ、律」
とは言ってみたけれど、
いつもより速くなっていることは否定できそうにない。
太陽が出ているものの、気温は低い。
建物の影になっていた場所は凍結しているようで、鈍い光を発している。
あまり力を入れないよう、慎重に脚を運んだ。
「お、スピード戻ったな」
「まだ凍ってるから、気をつけないとな」
「そうそう、澪しゃんは転ぶとき私を巻き添えにするからなー」
「あ、あれは……たまたま律がそばにいたから。根に持ってる?」
「うんにゃ、全然。――次はちゃんと支えるからさ」
⇒支えあう人と人―ソーシャル・サポートの社会心理学
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