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初春「私があなたを助けます」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/03(火) 10:05:45.68 ID:X4a4zsMV0
・垣根×初春です。
・一人称で進んでいきます。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/03(火) 10:09:41.35 ID:X4a4zsMV0

【初春飾利】

その日。私こと、初春飾利はとある女の子と出会った。
名前は打ち止め。なにかの能力名だろうかと、私は勝手に分析した。
空色のキャミソールの上から、男物のワイシャツに腕を通して羽織っている女の子。
アホ毛が目立っている、どこにでもいる女の子に見えた。
その少女は迷子を捜しているらしい。
ちょっとした縁で、私は打ち止めとその迷子を捜すべく、学園都市を歩き回っていた。
だが、この学園都市は広い。
東京都の三分の一を円形に占めているほどだ。
その広い学園都市の中を、少女の感覚で歩き回っていたのだが、長時間歩き回って少し疲れてきた頃だった。
歩きつかれた打ち止めと私は、とあるオープンカフェに向った。
最初は机に突っ伏していた打ち止めも、通りすがりの少女達が持っていた
チェーン系の喫茶店のセットについているキーホルダーを見て、一人で喫茶店へと向っていった。
私は私で、大型甘味パフェを注文してそれを味わっていた。
そして打ち止めが喫茶店へと一人で向った後、それは起きた。
ちょうど私が大型甘味パフェのアイスクリームゾーンに入ったとき、声をかけられたのだ。

「失礼、お嬢さん」

スプーンを動かすのをやめて、私は声のするほうへと顔を向ける。
そこには背の高く、なんだかガラの悪そうな男の人が立っていた。
右手には機械で出来た怪しげな爪の装飾をつけている。
その人は風貌に似合わない、柔和な笑みを浮かべていた。

「はぁ。どちら様ですか?」

「垣根帝督。人を探しているんだけど」

その垣根と名乗った人物は一枚の写真を取り出して。

「こうゆう子がどこにいったか、知らないかな。最終信号って呼ばれてるんだけど」

「……」

その写真に写っていたのは、さっきまで私と一緒にいた女の子、打ち止めだった。
この人はあの子を狙っている……?
もしそうなら、あの子が危ない。
私は写真と垣根と名乗った男の人を交互に見て決意する。
首を横に振り、言う。

「いいえ。残念ですけど、見てないですね」

「そうか」 続きを読む [IMAGE]