- 公開日 :
- 2012年04月07日 11時33分
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 00:04:56.91 ID:J1rHTBq80
カザマ「ほら、しんのすけ、早く行くぞ」
風間君がオラに手を差し伸べた。西日が強く差し込み、焦点を合わせるのに時間がかかる。黒い陽炎のようにぼやけた風間君は、徐々にクリアになって歯を覗かせた。ため息交じりに笑った。
カザマ「みんな待ってるんだからさ」
いつもの公園では変わらぬ顔ぶれが揃っていた。
五人ともスーツで、背丈も子供のころとはえらい違いだ。
それもそうだ。あの時から、20年近く経ったのだから。
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