- 公開日 :
- 2012年04月11日 05時55分
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/09(月) 00:05:07.71 ID:o3Od9MS50
鋭い窓ガラスの破片に貫かれながら赤沢さんが僕を責める。
でも今重要なことはそれを思い出すことじゃなかった。
目の前で血だらけになった女の子を助ける、それだけしか考えられなかった。
「赤沢さん、痛いかも知れないけど・・・ごめんっ!」
そう言って僕は彼女の返答も聞かず、彼女を貫いている破片を急いで抜き去った。
小さなうめき声をもらして赤沢さんが顔をしかめる。
急がないと・・・、またいつ爆発が起こってもおかしくない。
破片を抜き取りながらふと周りを見渡す。
そういえば見崎は・・・?