- 公開日 :
- 2012年04月29日 15時00分
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/28(土) 21:38:25.62 ID:UHh9UBDi0
1998年4月25日
~夕方、夜見山病院~
民江「ほんとにねぇ……こっちに来て早々こんな……可哀想にねぇ」
恒一「えっと……ごめんなさい、お婆ちゃん……」
民江「やだねぇ気にするんじゃないよぉ、仕方ないからね?」
恒一「あの……父さんには……?」
民江「まだ伝えてないよ、陽介さん今頃インドかどこかなんでしょう?」
怜子「私から言っとこうか? 携帯の番号知ってるし……」
恒一「いえ、あの……ぼく……自分で連絡、します」
(……病気で心細いからなのかな、この気持ちは)
(怜子さんに父さんと話して欲しくない、僕だけのそばにいて声を聞かせて欲しいなんて)
(前から母親のように思ってたけど、なんだかこれは違う気がする)
⇒家族という名の密室 Living in the Family prison
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