- 公開日 :
- 2015年09月10日 18時00分
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 00:10:07.89 ID:rVNZ4GiQo真夜中だった。 どこからか、声が聞こえる。 切羽詰まったような、まるで泣く寸前のような、そんな女の子の声だった。 「待っててね」 声の主は私の手を握っている。 私は眠りに落ちていて、目を開けてその子の顔を見ることができない。 けれどその温もり、その声はとても懐かしくて、私の心を安らかに落ち
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 00:10:07.89 ID:rVNZ4GiQo真夜中だった。 どこからか、声が聞こえる。 切羽詰まったような、まるで泣く寸前のような、そんな女の子の声だった。 「待っててね」 声の主は私の手を握っている。 私は眠りに落ちていて、目を開けてその子の顔を見ることができない。 けれどその温もり、その声はとても懐かしくて、私の心を安らかに落ち