- 公開日 :
- 2016年12月24日 15時00分
1: ◆U7CecbhO/. 2016/11/30(水) 18:37:56.68 ID:7FZgc2Oz0
ぼくは彼女の笑顔が好きだった。 タタンタタンと、彼女は時々嬉しそうにステップを踏んだ。まるで世界が自分のものだと言うように、細く長い腕を精一杯広げて、彼女はくるっと回って笑うのだ。 紅茶が美味しかったから。ケーキが甘かったから。晴れていたから。月が見えたから。とか。理由なんてなんでも良くて、あるいはどんなことでも理由になって、彼女は嬉