- 公開日 :
- 2018年08月08日 13時30分
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1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016年08月15日 (月) 22:01:39 39dE9Dev0
朝
理樹部屋
恭介(部屋に入ると、理樹は制服に着替えている最中だった)
理樹「あれ。どうしたの恭介?」
恭介「真人にハンドグリップを持ってくるよう頼まれたのさ。せめて腕だけでも鍛えたいらしい」
理樹「えっ、今から行くの?」
恭介「ああ。今日は休みなんだ」
恭介(本当は嘘だった。今日はただサボりたかっただけで、これから真人のお見舞いがてら映画を観に行くつもりだ。この計画を話すには理樹は少し真面目過ぎる)
理樹「そっか、それじゃあ真人によろしく言っておいてよ」
恭介(理樹は、鏡に映った男の身だしなみをチェックしながら言った)
恭介「分かった」
理樹「それじゃあ僕はもう出るよ。土曜日、また一緒に行こうね」
バタン…
恭介(そう言うと理樹は食堂に向かって行った。もしも昨日、男子寮の階段全段飛びなんて挑戦しなければそこに真人も付いていったんだろうが、お陰様で奴は病院の飯を食うハメになっていた。今頃、カツ丼を恋しがっているに違いない)
恭介「さて……」
恭介(今、部屋には俺の他に誰もいない。当分帰ってくることもないだろう。という事は少しくらい部屋を漁ってもバレたりはしないという訳だ)
恭介「ふっ、少し拝見させてもらうぜ☆」
恭介(あいつらの兄貴分である以上、色々と知っておくべき事がある。趣味趣向なんかがそうだ)
恭介「さあて、まずは理樹のベッドでも確かめさせてもらうかな!」
恭介(理樹はああ見えてませているからな。案外とんでもないモノが見つかるかもしれない。あまり知られてはいないが、この学校から支給されたベッドには、マットレスの下に物入れが付いている。隠しものをするにはおあつらえ向きだ)
恭介「……っしょと」
恭介(マットレスを引っぺがし、蓋を開けた)
恭介「さあ理樹は何フェチ…………だ?」
恭介(そこには写真があった。あらゆる角度から”ソレ”が写っていた。どれも鮮明で、一目見ただけで何が目的なのか分かる程だった。これもフェチの一種なのだろうか?もしそうだとするならば、もし、それに名前をつけるならば、理樹はまさしく”鈴フェチ”だった)
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