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- 2018年09月29日 19時00分
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- とある魔術の禁書目録
525PV 評価2件 4.0点
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010年03月03日 (水) 01:47:35 Qf7AkQir0
白井黒子は《風紀委員》の仕事を終え、帰路についていた。
現在の時刻は20時15分。寮食堂のラストオーダーは20時半まで。
テレポートをすれば十分間に合うが、しかし彼女はのんびりと夜の街を歩いていた。
学生ばかりの学園都市において、最終下校時刻とは街の眠る時間だ。
明かりの無い夜の通りは死んだように人気が無い。
しかし黒子はこの時間が好きだった。
ある人と会って、好きになった。
空を見上げる。
明かりの消えた街は、夜空の星の明かりを際立たせ、まるで宇宙空間に放り出されたかのような錯覚を得る。
だけれど、心細くは無い。
あの人も、同じ夜空の下に居るから。 続きを読む