- 公開日 :
- 2018年09月30日 00時04分
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/29(土) 13:06:07 ID:IY2zZypo
「……」 力の入らぬ体をベッドから起こし、放った言葉。 それは、ヤツを少しだけでもこの場に留めておくための、方便にすぎない。 ワガハイが、本気でそんな事を思うなど、あるはずもない。 ワガハイと奴は、宿敵同士なのだから。「……」 ヤツは、無言で赤い帽子をかぶり直し、バルコニーへと続く窓を開け放った。 吹き込んだ夜風が、ワガハイの
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/29(土) 13:06:07 ID:IY2zZypo
「……」 力の入らぬ体をベッドから起こし、放った言葉。 それは、ヤツを少しだけでもこの場に留めておくための、方便にすぎない。 ワガハイが、本気でそんな事を思うなど、あるはずもない。 ワガハイと奴は、宿敵同士なのだから。「……」 ヤツは、無言で赤い帽子をかぶり直し、バルコニーへと続く窓を開け放った。 吹き込んだ夜風が、ワガハイの