- 公開日 :
- 2018年10月08日 10時30分
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1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013年08月23日 (金) 04:11:06 PzEDQvKyo
「あっつ……」
八月の終わり頃、昼を少し過ぎたくらい
少しづつ秋を感じさせる気温になってきたかと思えば
夏だと再認識させられるような焼ける日差しが降り注ぐ
なるべく影の部分を歩いては、額にじんわりと滲む汗を拭う
こんな日に外回りとはツイていない
せめてもう少し後か、朝の内にしてくれたら
このサウナのような暑さに苦しむ事もなかっただろう
事務所までの道のりをトボトボと歩き続ける
このまま行けば後20分程で着くだろう
熱い熱いと文句を心の中で呟く割には、電車を使わず歩いて帰っている
別に歩くのが好きなわけでもない、ましてやこの暑さの中だ
しかし俺は今日は歩いて帰ろう。そう気まぐれで思った
急いで帰ったところで大した用事があるわけでもないし
適当に書類を整理して、定時を待つだけだろう
それならば、少しくらいはゆっくりしていってもバチは当たらない
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377198665
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