- 公開日 :
- 2018年11月23日 08時00分
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1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017年04月19日 (水) 23:21:50 2z46TJqTO
息が熱い。
今日の今ここへ至るまでに何杯か呑んでいたお酒のせい。そしてそれに別の理由、胸へ溢れる大好きな人への想いが抑えられず高まってしまっているのも併さって、吐いて漏らす息がとても熱い。
喉が焼けるよう。口の中が煮えるよう。唇が燃え上がるよう。
熱い。プロデューサーへの想いに濡れた息が、とっても。
「は、……あぁ……」
吐き出す。
熱い息を思いきり。ぜんぶぜんぶ絞り出すように大きく、深く、長く。
焼かれるのを感じながら、それ以上に焼こうと。煮えたぎるように燃え上がらせようと、そう思いの念を込めながら息を吐く。
目の前のそれ。近すぎて、押し付いているせいでもうすっかり見えないそれ。開いた口の端、上下の唇でその硬さや柔らかさだけを感じられるそれ。服越しの、プロデューサーへと向けて。
吐く。時々小さくあむあむ、と唇で甘噛むようにしながら。それに反応してぴくんぴくん、と震えるそれを感じながら吐きかける。
吐いて。私の吐息で焼いて、濡らして、震わせる。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492611710
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