- 公開日 :
- 2019年03月20日 23時00分
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/08/28(日) 17:01:22.72 ID:vDKXf2v5o
足音をひそませて階段を登りきると、突き当たった窓に背を向けて廊下を歩き、彼は自室を目指した。 静かな夜の屋内では、自分の足音さえも大きく響く。ドアノブを捻り、体を扉の内側に滑り込ませてから、彼は息をつき安堵した。 暗い部屋の中で彼が最初にしたのは、電気をつけることではなく、鍵を閉めることだった。 彼の