- 公開日 :
- 2020年12月25日 00時07分
1: ◆TOYOUsnVr. 2020/11/16(月) 01:01:28.51 ID:/zpbsw/P0
それは、よく晴れた日のことだった。 稲穂が風に吹かれて、金色の海が波打っていて、あとの視界にあるものと言えば、空に浮かぶ薄く伸びた雲ぐらい。 美しくのどかな景色に心を奪われながら、視線を隣に泳がせる。 そこには、額に脂汗を浮かばせているプロデューサーさんがいて、甘奈はごくりと唾を飲んだ。 しきりに「なんで」だとか「どうして」だ