- 公開日 :
- 2023年01月31日 21時00分
2: 名無しで叶える物語(もも) 2023/01/31(火) 18:53:38.38 ID:5MStGpbX
人ひとりがギリギリ収まる大きさのソファベッド、机の上にはやや埃が被ったモニター、すっかり部屋の中にも馴染んだキーボード。ここは高咲侑の自室だった。
侑の自室には侑以外にももう一人、男がいた。
男「何度見ても、色気の無い部屋だな」
浅黒い肌に逞しい肉体を持ち、短髪で体育会系の男がいた。侑は嫌そうに男の後ろからついて行き、できるだけ音が立たないよう、ドアを後ろ手に閉めた。
男「じゃあ、ヤるぞ」
部屋に入って開口一番、適当に男は言う。
侑「きょ、今日はヤらないって言ったじゃんっ。キーボードを触らせて欲しいって」
男「んなの建前に決まってんだろ。オラッ」
侑「ちょ、やめっ……んっ」
男は強引に侑の腕を引いた。同時にもう片方の手で遠慮なく臀部を揉みしだいていく。
侑は嫌がる素振りを見せるものの、体は否応なく反応してしまっていた。
男「あ~、相変わらず肉付きがいいよな、高咲」
侑「やめっって……っ!」
侑は密着する男の胸の部分を押して抵抗する。しかし抵抗の力は弱く、侑も全力では押していなかった。
男「ったくよぉ、もう何度も抱いてんのにずっとそれだよな」
侑「本当にやめっんぁっ!」
男「ははっ。もう感じてんじゃねぇか」
下着越しに荒々しく秘裂をなぞられ、侑は体をビクつかせた。両手両足では足りないほど男に抱かれた侑の体は、雑に触れるだけでも反応してしまっていた。その証明のように、侑の目元は自覚無きまま緩んでいき、熱い吐息を吐くようになっていく。