- 公開日 :
- 2024年08月04日 00時00分
1: 名無しで叶える物語◆jw9yEJwy★ 2024/07/29(月) 01:07:57 ID:???00
亜里沙「大丈夫だった…?」
私と顔を合わせるや否や、亜里沙は泣きそうな顔で駆け寄ってきた。
半ば転げそうになりながら、亜里沙が私の腕を掴む。制服に纏わりついていた水滴が溢れ出てくるのを感じた。
雪穂「大丈夫。ただの風邪だってさ。全くこんな大事な時期に何やってんだか。」
亜里沙「良かったぁ~…」
亜里沙は胸を撫で下ろし、力ない足取りでもとの位置に座り直した。
私も同じテーブルに向かい、窓に張り付く雨粒のその先を眺めながら、亜里沙の横に座る。