- 公開日 :
- 2025年01月03日 18時00分
3: 名無しで叶える物語◆b3YPxBMJ★ 2025/01/02(木) 22:21:08 ID:???00
2024年1月2日15時01分 新千歳空港 保安検査場前
桜小路きな子は、東京の結ヶ丘女子校高等学校に通う高校一年生だ。高校では、スクールアイドル部に所属している。
きな子は、年末から年明けまでを北海道にある実家で過ごした。そして年が明けた2日、東京に帰る航空機に搭乗するために新千歳空港に来ている。
普段であれば、実家から近い旭川空港を利用するところだが、今回は家族で札幌に出かける予定になっていたので、そのまま新千歳空港を利用することにしている。
きな子「さて、そろそろ行くっす。お見送りありがとうっす」
桜小路母「うん。でも、もっとこっちにいたらよかったのに」
きな子「もうすぐラブライブ!決勝っすからね。のんびりしてる暇はないっす。しっかり練習して優勝を狙うっす!」
桜小路父「内地とはいえ冬だから体には気をつけるんだよ」
きな子「そうっすね。人が多いから感染症対策は大事っす。練習に穴は開けられないっす」
桜小路母「全く、練習練習って、もう少し通知表のことも気にかけて欲しいんだけど?」
桜小路父「まあ、夢中になれることがあるのはいいことさ。それに、大会が終わったら勉強も頑張ってくれるんだろう?」
きな子「……ええと、も、もう行かなきゃっすね。じゃあまた、連絡するっす!」
桜小路母「もう、あの子ったら」
桜小路父「一度しかない高校生活、元気なのが一番さ」
桜小路母「あなたがそうやって甘やかすのも一因だからね?」
桜小路父「……さ、さあ、俺たちも帰ろうかー!」