- 公開日 :
- 2025年03月14日 18時00分
1: 名無しで叶える物語◆c3G1t6Pq★ 2025/03/13(木) 00:29:37 ID:???00
「おはよう。いい子にしてた~?」
ガチャリ、と扉が開く音と共に薄暗いプレハブ小屋の中に朝日が差し込む。
そこは虹ヶ咲学園・学生寮──性〇理ペット小屋。
そこは虹ヶ咲学園の在学中に重大な校則違反を〇し、本来ならば退学処分となる生徒が1年間の性的奉仕と引き換えと共に在学を許されるため、特別に与えられた専用の共同生活圏だ。
尤もその小屋にいる性〇理ペット……もとい、校則違反者はこの私を含めてたった3人だけだ。
学園が平和な証、とは言うが……年間に3人も退学処分相当の事をしでかしていることが平和なのだろうか。
「今日は何のお洋服にしよっかぁ~」
「……」
「ねぇ、あなたはどれがいい?」
今日のお世話──もとい、性〇理ペット利用者、留学生のエマ・ヴェルデさんが複数の衣装を見せてくる。
私たちペットは寮に住まう生徒の要望に応える義務があり、制服の着用が許されるかどうかは利用者次第だ。
エマさんが見せて来たのは虹ヶ咲の夏服、バニースーツ、メイド服だ。
勿論、この選択肢の中なら答えなど決まっている。
「……制服が、いいです」
「──本当にそう思ってる?」